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EZO -いいぞ-

1分で考えたブログ名。特に、意味はない。

1億総DNA化社会

スマホから見るとすぐ分かるのですが、ブログのアイコン(?)を変えてみました。
こういうものを作るのには興味があったのでフリーフォントを漁ってみたりしたのですが、なかなか楽しいです。「うん、FZOに見えちゃうぞ」とも思いましたが、まあ初心者なのでご愛嬌。

今回はオススメ作品紹介というよりは最近読んだ本のレビューになるので、ネタバレこそしませんが多少のワクワク感減少は否めないかもしれません。
未読の方がいらっしゃいましたら、お気をつけて。

プラチナデータ

自分はミステリーが結構好きではあるのですが、実は東野圭吾さんのものは読んだことがありませんでした。
特にこれと言った理由があったわけではありません。ただぐっと惹かれるものがなかった、あるいは文庫本に厚みがあって敬遠していたとかそんな感じだと思います。
友人にもススメられていたのでついに読んでみたわけですが、ズバリ感想としては「普通に面白かった」です。

あえて"普通に"とつけてあります。
自分に東野圭吾作品が合わなかったのか、偶然この本にハマれなかったのか、それはわかりません。もちろん出来が悪いとかストーリーに穴があったとか、そういうことを言いたいのではないのです。

伏線はしっかり張られており、そして主役が交代しながら複数視点で語られる事件は魅力的であり、ちゃんと続きが気になるように構成されていました。破綻もなくきちんと完結してあり、完成度は高いと思います。
しかしいよいよ解決というところで犯人、そして"プラチナデータ"の真相が明かされても、「なるほどそう来たか」という一種の感動、いい意味で騙されたという快感が無かった。
読みながら本気で推理して犯人を探す方ではありませんし、軽く「次はこうなるのかな」と考えながら程度の自分ですが、最初から最後まで想像の範疇を大きく越えていくことはありませんでした。最後の展開に至っては予想通りで少しテンションが下がりました……。

王道といいますか、安心して楽しめる反面、少々退屈に思えてしまったのかと。もちろん好みの問題もありますから、一概には言えませんが。
なんだか良くないところばかり書いてしまったかも知れませんが、DNA管理のくだりなど設定はなかなかリアリティがあり、重すぎないSFとして良いものだと思いました。引き込まれただけに、少し残念だった。そんな印象です。

この作品はどうやら映画化していて、噂によると結末が違うらしい。今度見てみようかと思います。コミカライズもあるようですが、一冊しか無いのは尺的に不安すぎるので回避しようかなと。

プラチナデータ (幻冬舎文庫)

プラチナデータ (幻冬舎文庫)